⇒ヨクイニンの基本概要
⇒ヨクイニンに期待される効果について
⇒服用する際の注意点
⇒主な副作用症状一覧
⇒心臓病・高血圧症の方は要注意
⇒ヨクイニンの効果・副作用のまとめ一覧表
ヨクイニン(小太郎漢方製薬)は、稲科のハトムギの種皮をはがした天然の成熟種子です。
漢方薬としては特にヨクイニン湯としてヨクイニンを含有するハトムギ茶等が広く知られております。
またこの他にも、滋養強壮系の市販薬などにも、ヨクイニン成分が含まれているケースも多く見られます。
市販化されているヨクイニンエキスを含む市販薬製品としては以下のような市販薬が販売されております。
●アリンB&B(ジェーピーエス製薬)
●アルフェBB(大正製薬)
●アルフェEX(大正製薬)
●ウィズワンα(ゼリア新薬工業)
漢方薬は天然の草、根、木などから採取した「生薬」を単体、もしくは複合して構成されている薬品です。
漢方薬であるヨクイニンは天然成分で構成されている事から、基本的に副作用などの症状を発症する事はほとんどありません。
しかし、ヨクイニン成分を含む、ヨクイニン湯などの場合は、複数の漢方薬が配合されておりますので、ヨクイニンとは異なる副作用症状を発症するケースも見られます。
ですからヨクイニン成分を含む漢方薬の服用する際は、正しい知識を持って副作用などの働きを事前に把握した上で服用する事が非常に重要となります。
ヨクイニンを含有する製品を使用する場合の主な目的は、
●水いぼなどの症状の治療
●アトピー症状の改善
●美容効果
●滋養強壮
などの主に内部からの肌トラブルの改善が主体です。
天然成分である事から、子供の水いぼ症状などの治療にも使用する事が可能です。
但し、漢方薬が与える妊婦への影響に関しては未知の部分が多く、基本的に妊婦はヨクイニンを服用する事が出来ません。
ヨクイニンを含有する漢方薬や健康食品などを服用する際の注意点としては、まず製品に記載されている容量を守ることです。
尚、漢方薬は基本的に、「食前」・「食間」に服用する事が望ましいとされておりますので、このタイミングで摂取するようにしましょう。
漢方薬の効果は、長期的に服用する事で徐々に効果が現れるものが多くあり、短期的に症状の改善が見られるものではありません。
ですから、根気よく服用を続けていく事も漢方薬を使用する治療においては大切な要素となります。
ヨクイニンは天然成分からなる漢方薬ですから基本的に副作用症状を発症するケースはごく稀なケースとなります。
しかし、漢方薬だからといって副作用症状がないという訳でもありません。
ヨクイニンの服用の際に多く見られる副作用症状としては
●じんましん症状
●発疹
●胃の不快感
●下痢症状
などの症状が副反応症状として多く確認されております。
尚、お腹がゆるくなる下痢症状に関しては、服用開始時に症状を発症するケースが特に多く見られるのも特徴のひとつです。
また、ヨクイニンを主成分とする「ヨクイニン湯」の場合は、ヨクイニン以外の配合成分として
●甘草(カンゾウ)
●芍薬(シャクヤク)
●麻黄(マオウ)
●桂皮(ケイヒ)
●当帰(トウキ)
●蒼朮(ソウジュツ)
などの漢方成分が配合されており、配合されている麻黄には交感神経刺激薬として知られるエアェドリンが含まれている為、「心臓病」・「高血圧症」・「循環器系疾患」などの持病を持っている方は服用に関して細心の注意が必要となります。
ヨクイニンの副作用について、再度重要なポイントをおさらいしましょう。
ヨクイニンの服用に関して特に注意すべきポイントとしては、血圧の上昇をもたらすという副作用症状の危険性がある点です。
服用した全ての方に症状を発症する訳ではありません。
しかし、心臓病や高血圧症などの持病を持っている方は使用に関して細心の注意が必要です。
最後にヨクイニンの服用前に確認しておきたいチェックポイント及び主なヨクイニンの販売メーカーの概要を以下の表にまとめておきます。
ヨクイニンの効果・副作用のまとめ一覧表 | |
---|---|
処方される主な疾患 | 水いぼなどの症状の治療 |
アトピー症状の改善 | |
美容効果 | |
主な副作用症状 | じんましん症状 |
発疹 | |
胃の不快感 | |
下痢症状 | |
その他確認事項 | ヨクイニン湯に含有する麻黄は交感神経を刺激する成分が含有されている為、循環器系疾患や心臓疾患を伴っている場合は要注意 |