お薬の効果・副作用のまとめ

【トレドミンの効果・副作用のまとめ】

お薬ぶっく♪ではトレドミンの効果・働き・公開されている主な副作用症状を入門者向きに解説しております。

◆トレドミンの効果・副作用のまとめ♪(もくじ)

⇒トレドミンの基本概要
⇒塩酸ミルナシプランとは?
⇒SNRIの特徴
⇒トレドミンが処方される主な症状
⇒トレドミン錠を服用する際の注意点
⇒トレドミンの副作用症状一覧
⇒塩酸ミルナシプランが認可された歴史
⇒トレドミンの効果・副作用のまとめ一覧表

◆トレドミンの基本概要

 トレドミン(ヤンセンファーマ)は「塩酸ミルナシプラン」と呼ばれる成分が配合されている薬剤です。

 トレドミン錠に使用される塩酸ミルナシプランは

☆精神の安定作用
☆モチベーションの向上

 という2点に働きかける効果が特徴で比較的短期間で効果が現れやすいのも特徴です。

 また塩酸ミルナシプランは神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する働きを持つ国内初のSNRI薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害薬)です。

 SNRIとは、Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitorsの略の事で、新世代抗鬱剤の1種です。

【SNRIの説明】
☆Serotonin⇒セロトニン
☆Norepinephrine⇒ノルアドレナリン
☆Reuptake⇒再吸収
☆Inhibitors⇒抑止物質

 

◆塩酸ミルナシプランとは?

 トレドミンはその主要成分として「塩酸ミルナシプラン」を配合する薬品です。

 脳内神経伝達物質の脳中枢細胞に関与する物質には「セロトニン」及び「ノルアドレナリン」の他、「ドパミン」や「アドレナリン」そして「ヒスタミン」などの物質があります。

 塩酸ミルナシプラン成分は、この中でも神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する働きを持つ国内初のSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害薬)です。

 神経系に働きかける薬剤を使用する場合は、その副作用症状について十分な注意が必要となる事は言うまでもありません。

◆SNRIの特徴

 SNRIの最大の特徴はノルアドレナリンの再吸収を阻害する点にあります。

 この阻害作用によって、興奮神経を刺激し前向きな気持ちを向上させる効果を発揮します。

 SNRIが認可されるまでの従来のSSRIはシナプスで放出された際に、「セロトニン」の再吸収を阻害することでセロトニンの濃度を高め、うつ等の症状を改善させる働きをもっておりました。

 しかし、SNRIでは、更にノルアドレナリンの再吸収を阻害することで、気持ちの高揚をもたらす効果も発揮するようになったのです。

 また、SNRIはうつ病の薬物療法の主力である

☆三環系抗うつ薬
☆四環系抗うつ薬

 などと比較すると、精神的に働きかける副作用が少ないと言われております。

 精神的疾患の治療法としてSNRIの今後の成果が期待されます。

◆トレドミンが処方される主な症状

 トレドミン錠を服用する場合の主な使用目的、及び用途は、前項で解説した通り、トレドミンに配合されている主成分の作用によります。

 主に使用される症状としては、以下のような症状があげられます。

【トレドミンが処方される主な症状】
☆うつ病及びうつ状態
☆強迫性障害
☆社会不安障害
☆パニック障害
☆摂食障害

 トレドミンが処方されるケースでは以上のような症状の改善、及びコントロールを目的として処方されるケースが大半です。

 尚、他の薬剤と併用して使用するケースでは、薬剤の組み合わせによって、トレドミン錠の働く作用を強めたり、効果を薄めたりするケースもあるので、持病などによって薬剤の併用をしなければいけないケースに関しては、事前に医師にその旨を伝えておく必要があります。

 通常は医師によってこれらの薬剤の併用を確認されますが、もし特に確認も無く薬を処方された場合は、服用前に一度確認を取ることが重要です。

◆トレドミン錠を服用する際の注意点

 トレドミン錠を服用する際の注意点としては、まず前項でご説明しました他の薬物との併用についてです。

 トレドミンとの併用を禁止されている薬物としては以下の成分があげられます。

【併用が禁止されている成分】
☆塩酸セレギリン
☆パロキセチン
☆チオリダジン
☆チザニジン

 尚、トレドミン錠は、この系統の薬剤の中では比較的離脱症状の少ない安全性の高い薬と言われております。

 但し、神経系に働きかける薬剤である事から、急激な服用の中止などを行わず徐々に減量していく事が大切です。

◆トレドミンの副作用症状一覧

 トレドミンは基本的に、医師に処方された容量を守り、短期間の服用であれば重度の副作用を起こす事はありません。

 これらの精神系の疾患に使用される薬物としては比較的安全性に優れている薬剤であるとも言えます。

 トレドミンの副作用症状として確認されている症状としては以下のような症状があげられます。

【主な副作用症状一覧】
☆セロトニン症候群(不安・混乱状態・発汗・けいれん・反射亢進・戦慄・頻脈・ふるえ・発熱・協調異常など)
☆意識障害
☆アナフィラキシーショック症状
☆白血球減少
☆血小板減少
☆肝機能障害
☆スティブンス・ジョンソン症候群

 以上の症状に該当する症状を確認した場合は、すみやかに医師の診察を仰ぐ事が重要です。

◆塩酸ミルナシプランが認可された歴史

 トレドミンの主要成分である「塩酸ミルナシプラン」はSNRI=セロトニン・ノルアドレナリン再吸収阻害薬として日本ではじめて認可された成分です。

 尚、塩酸ミルナシプランが認可されたのは2000年6月5日のことでした。

 精神的に働きかける作用をもつ薬剤の認可に関しては、特に日本では厳しい審査が行われる傾向にあります。

 海外で優秀な効能が発揮されている薬剤に関しても日本では認可されていない薬剤はおどろくほど多くあります。

 しかし、薬剤は時に重大な副作用症状をもたらす事もある為、認可に関しては慎重にならざる負えないのが現状と言えます。

◆トレドミンの効果・副作用のまとめ一覧表

 トレドミンの副作用について、再度重要なポイントをおさらいしましょう。

 トレドミンの服用に関して特に注意すべきポイントとしては処方された容量を厳守する点と肝機能障害などの副作用症状です。

 また精神系に働きかける成分を服用する場合は、予想外の反応を発症する可能性もある為、事前に容量や服用時間を確認しながら適切に使用するように意識していくことが重要です。

 最後にトレドミンの服用前に確認しておきたいチェックポイントを以下の表にまとめておきます。

トレドミンの効果・副作用のまとめ一覧表
処方される主な疾患 うつ病及びうつ状態
強迫性障害
社会不安障害
パニック障害
摂食障害
主な副作用症状 セロトニン症候群
意識障害
アナフィラキシーショック症状
肝機能低下
白血球減少
血小板減少
肝機能障害
スティブンス・ジョンソン症候群
その他確認事項SNRIは精神系に働きかける薬剤の中では比較的安定した働きが期待できるとされております。

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