お薬の効果・副作用のまとめ

【ロキソニンの効果・副作用のまとめ】

お薬ぶっく♪ではロキソニンの効果・働き・公開されている主な副作用症状を入門者向きに解説しております。

◆ロキソニンの効果・副作用のまとめ♪(もくじ)

⇒ロキソニンの基本概要
⇒ロキソニンは食後の服用が基本
⇒ロキソニンが処方される代表的な疾患
⇒飲み合わせの注意点
⇒副作用として多く見られる症状
⇒ロキソニンの効果・副作用のまとめ一覧表

◆ロキソニンの基本概要

ロキソニン(第一三共製薬)はその主要成分として、ロキソプロフェンナトリウムと呼ばれる成分を配合した薬品です。

ロキソプロフェンナトリウムは炎症や発熱を引き起こす原因物質である「プロスタグランジン」という物質の生合成を抑制する働きをもつ対症療法薬です

ロキソニンは非ステロイド系抗炎症薬で、この部類の中でも比較的安全性も高い為、幅広く処方されておりますが副作用がないわけではありません。

◆ロキソニンは食後の服用が基本

ロキソニンは胃への負担を軽減するプロドラッグ(体の中に入ってから成分が活動を開始し効力を発揮するお薬のこと)ではありますが、胃腸への負担、副作用が最も警戒視されている薬品です。

ですから、ロキソニンの服用には、服用期間、周期などの指導を受けるので、これらの服用のタイミング(食後の服用が基本)を継続的に守る事も副作用を防止する為に大切な事です。

ロキソニンの服用に関しては、これら正しい知識を持って副作用などの働きを把握した上で服用する事が非常に重要となります。

◆ロキソニンが処方される代表的な疾患

ロキソニン錠を服用する場合の主な使用目的、及び用途は、前項で解説した通り、ロキソニンに配合されている主成分の作用によります。

主に処方される疾患としては、主に以下のような症状及び疾患があげられます。

【ロキソニンが処方される代表的な疾患】
☆関節リウマチ
☆変形性股関節症
☆変形性膝関節症
☆肩関節周囲炎
☆頸肩腕症候群
☆手術後・外傷後の鎮痛・消炎
☆抜歯後の鎮痛・消炎
☆急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛

この他にもロキソニンは幅広く処方されますが主に炎症を伴う症状の改善、及びコントロールを目的として処方されるケースが大半です。

尚、他の薬剤と併用して使用するケースでは、薬剤の組み合わせによって、ロキソニン錠の働く作用を強めたり効果を薄めたりするケースもあるので、持病などによって薬剤の併用をしなければいけないケースに関しては、事前に医師にその旨を伝えておく必要があります。

通常は医師によってこれらの薬剤の併用を確認されますが、もし特に確認も無く薬を処方された場合は、服用前に一度確認を取ることが重要です。

◆飲み合わせの注意点

ロキソニン錠を服用する際の注意点としては、まず前項でご説明しました他の薬物との併用についてです。

併用をした際に、ロキソニンの作用を低下させる薬物としては「チアジド系」の利尿降圧薬を含む成分があげられます。

また、糖尿病患者などが服用しているケースが多い「スルフォニルウレア系糖尿病用薬」は逆に飲みあわせによって薬の効果を高めすぎてしまう危険性があるので注意が必要です。

糖尿病の傾向のある方は、医師に事前に申告する事が最重要となります。

◆副作用として多く見られる症状

ロキソニンは基本的に、医師に処方された容量を守り、短期間の服用であれば重度の副作用を起こす事はありません。

念のため確認されている副作用症状を確認してみましょう。

【副作用として多く見られる症状】
☆吐き気・嘔吐
☆胃痛
☆発熱・喉の痛み
☆腹痛
☆消化性潰瘍・胃腸出血
☆ショックアナフィラキシー様症状
☆白血球減少

以上は稀に副反応症状として確認されている症状です。

上記症状、及び疾患に関する症状を確認した場合は、すみやかに医師の診察を仰ぐ事が重要です。

◆ロキソニンの効果・副作用のまとめ一覧表

ロキソニンの副作用について、再度重要なポイントをおさらいしましょう。

ロキソニンの服用に関して特に注意すべきポイントとしては、消化器官系の機能障害です。

胃腸への負担が確認されておりますから、消化器官系の機能障害を持病として持っている場合は、細心の注意が必要となります。

最後にロキソニンの服用前に確認しておきたいチェックポイントをおさらいとして以下の表にまとめておきます。

ロキソニンの効果・副作用のまとめ
処方される主な疾患関節リウマチ
変形性股関節症
変形性膝関節症
変形性肩関節症
肩関節周囲炎
頸肩腕症候群
手術後・外傷後の鎮痛・消炎
抜歯後の鎮痛・消炎
急性上気道炎
主な副作用症状吐き気・嘔吐
胃痛
発熱・喉の痛み
腹痛
消化性潰瘍・胃腸出血
ショックアナフィラキシー様症状
白血球減少
その他確認事項消化器官系の機能障害がある場合は胃腸に負担をかける可能性がある為、必ず医師の診断に従う

◆項目別一覧