お薬の効果・副作用のまとめ

【お薬の効果・副作用のまとめ】

お薬ぶっく♪ではプレドニンの効果・働き・主な副作用症状を入門者向きに解説しております。

◆プレドニンの効果・副作用のまとめ♪(もくじ)

⇒基本概要
⇒酢酸プレドニゾロンとは?
⇒プレドニンが処方される主な疾患
⇒服用する際の注意点について
⇒副作用症状の一覧
⇒プレドニンの効果・副作用のまとめ一覧表

◆基本概要

プレドニン(塩野義製薬)はその主要成分として、酢酸プレドニゾロンと呼ばれる成分を配合した薬品です。

酢酸プレドニゾロンは抗炎症作用及び、抗アレルギー作用をもつ成分で、炎症性の病気、アレルギー疾患などの症状改善など幅広く使用される薬剤です。

ただしプレドニンは「合成副腎皮質ホルモン剤」と呼ばれるステロイド剤であり、様々な副作用症状が確認されている薬剤でもある点を忘れてはいけません。

プレドニンを使用の際には、服用期間、使用量などの指導を受けるので、これらの医師の指導を継続的に守る事も副作用を防止する為に大切な事です。

プレドニンの服用に関しては、これら正しい知識を持って副作用などの働きを事前に把握した上で服用する事が非常に重要となります。

◆酢酸プレドニゾロンとは?

プレドニン錠は酢酸プレドニゾロンと呼ばれる抗炎症作用をもたらす成分が配合されている薬剤です。

プレドニン錠及び眼軟膏に使用される成分は合成副腎皮質ホルモンと呼ばれるステロイド剤を使用します。

この、合成副腎皮質ホルモンは、一定量以上の使用を継続すると著しい症状の改善効果が現れることが確認されている成分で、効果の非常に高い成分のひとつです。

◆プレドニンが処方される主な疾患

プレドニン錠を服用する場合の主な使用目的、及び用途は、前項で解説した通り、プレドニンに配合されている主成分の作用によります。

プレドニン錠が処方されるケースは主に以下のような疾患、もしくは症状の緩和を目的として処方されるケースが大半です。

【プレドニンが処方される主な疾患】
☆アジソン病
☆関節リウマチ
☆ネフローゼ症候群
☆lgA腎症
☆気管支喘息
☆膠原病
☆潰瘍性大腸炎
☆アレルギー性鼻炎
☆アトピー性皮膚炎

以上に掲げた症状の改善、及びコントロールを目的として処方されるケースが大半です。

尚、他の薬剤と併用して使用するケースでは、薬剤の組み合わせによって作用を強めたり、効果を薄めたりするケースもあるのでリウマチの持病をもっているケースなどで薬剤の併用をしなければいけないケースに関しては、事前に医師にその旨を伝えておく必要があります。

通常は医師によってこれらの薬剤の併用を確認されますが、もし特に確認も無く薬を処方された場合は、服用前に一度確認を取ることが重要です。

◆服用する際の注意点について

プレドニン錠を服用する際の注意点としては、まず前項でご説明しました他の薬物との併用についてです。

併用をした際に、プレドニンの作用を低下させる可能性をもつ薬剤としては「バルビツール酸誘導体」・「リファンピシン」・「フェニトイン」などの成分があげられます。

また、併用をした際に、プレドニンの作用を強め過ぎる可能性をもつ薬物としては「エリスロマイシン」があげられます。

上記成分を含む薬物を現在使用しており、かつ併用して使用する可能性がある場合は、医師に事前に申告する事が最重要となります。

◆副作用症状の一覧

プレドニンは基本的に、医師に処方された容量を守り、短期間の服用であれば重度の副作用を起こす事はほとんどありません。

しかし、規定された量以上の使用をした場合などは以下のような副作用症状を伴う可能性があることも確認されております。

【副作用として多く見られる症状】
☆吐き気・嘔吐
☆血栓症
☆眼病(緑内障・白内障)
☆糖尿病
☆ムーンフェイス
☆細菌感染症
☆消化管潰瘍
☆生理不順

上記に関する自覚症状を確認した場合は、すみやかに医師の診察を仰ぐ事が重要です。

◆プレドニンの効果・副作用のまとめ一覧表

プレドニンの副作用について、再度重要なポイントをおさらいしましょう。

プレドニンの服用に関して特に注意すべきポイントとしては、血栓症と呼ばれる四肢の麻痺症状の発症を起こす可能性が確認されている点です。

また糖尿病患者はより慎重に「容量の規定」を遵守する必要があります。

最後にプレドニンの服用前に確認しておきたいチェックポイントを以下の表にまとめておきます。

プレドニンの効果・副作用のまとめ
処方される主な疾患アジソン病
関節リウマチ
ネフローゼ症候群
lgA腎症
気管支喘息
膠原病
潰瘍性大腸炎
アレルギー性鼻炎
アトピー性皮膚炎
主な副作用症状吐き気・嘔吐
血栓症
眼病(緑内障・白内障)
糖尿病
ムーンフェイス
細菌感染症
消化管潰瘍
生理不順
その他確認事項糖尿病を持病として持っている場合は医師から定められている容量を厳守

◆項目別一覧