お薬の効果・副作用のまとめ

【インターフェロンの効果・副作用のまとめ】

お薬ぶっく♪ではインターフェロン療法の効果・働き・費用(治療費)・治療期間及び公開されている主な副作用症状を入門者向きに解説しております。

◆インターフェロンの効果・副作用のまとめ♪(もくじ)

⇒インターフェロン療法の基本概要
⇒インターフェロン療法とレベトールの関連性
⇒インターフェロン療法が行われるケース
⇒インターフェロン製剤を使用する際の注意点
⇒ウイルス性肝炎の種類について
⇒A型肝炎ウイルス(HAV)の症状の特徴
⇒B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスの症状の特徴
⇒慢性C型肝炎はキャリアの70%に至る
⇒肝硬変・肝臓がんへの移行の可能性について
⇒慢性C型肝炎のウイルスマーカー検査について
⇒主な副作用症状の一覧
⇒インターフェロン療法の治療費について
⇒治療期間と助成金制度について

◆インターフェロン療法の基本概要

 インターフェロン療法とは従来の悪性腫瘍に対する治療方法としての役割から、慢性C型肝炎への使用も認められ近年、大きな認知度が急激に高まりつつある治療方法です。

 インターフェロンとは体内に存在する「タンパク質成分」のひとつで、インターフェロン療法では「人工培養」されたインターフェロン製剤が使用されております。

 以前は、インターフェロンの人工培養が難しく、価格もかなり高額であった事がインターフェロン療法の大きな課題とされておりました。

 しかし近年では培養技術の進歩により、比較的一般的に普及されるようになってきたのが大きな特徴でもあります。

◆インターフェロン療法とレベトールの関連性

 慢性C型肝炎の治療として使用されるインターフェロン製剤には、幾つかの副作用症状が確認されております。

 また、インターフェロン療法を行う際に、インターフェロン製剤の効果を高める為に使用されるレベトール錠に関しても幾つかの副反応症状が現れることが確認されております。

 レベトール錠は、その主成分として「リバビリン」成分を含む薬剤の1種です。

 インターフェロン療法を行う際は、これら併用薬品に関しても正しい知識を持って副作用などの働きを把握した上で服用する事が非常に重要となります。

◆インターフェロン療法が行われるケース

 インターフェロン療法が行われるケースは基本的に慢性肝炎や悪性腫瘍の治療を目的として行われるのが大半です。

 代表的な治療項目としては

☆慢性C型肝炎の治療
☆慢性B型肝炎の治療
☆悪性腫瘍の治療

 などが主な用途となります。

 近年では慢性C型肝炎の治療薬としての認知度が高まってきましたが、C型肝炎の治療薬として認可がおりたのは実は近年の話です。

◆インターフェロン製剤を使用する際の注意点

 インターフェロン製剤を使用する際の注意点としてはまずインターフェロン製剤の副作用を事前に把握しておく事です。

 また、インターフェロン療法では、他の薬物との併用を行うケースも多く薬物の併用によって発症する危険性についても、把握しておく必要があります。

 慢性C型肝炎のインターフェロン療法では、治療効果(陰性化率)が2倍以上まで高まる実証データのあるレベトール錠(リバビリン)との薬物の併用を行うケースが多い為、レベトール錠の処方を受けた場合は、レベトール錠単体の副作用についても確認しておく事も重要といえるでしょう。

◆ウイルス性肝炎の種類について

 ウイルス性肝炎と言えばC型肝炎・B型肝炎が広く知られておりますが、実際には多くの種類の肝炎があり、種類ごとに記号で分類されております。

【ウイルス性肝炎の種類一覧】
☆A型肝炎ウイルス(HAV)
☆B型肝炎ウイルス(HBV)
☆C型肝炎ウイルス(HCV)
☆D型肝炎ウイルス(HDV)※デルタ型
☆E型肝炎ウイルス(HEV)
☆F型肝炎ウイルス(HFV)
☆G型肝炎ウイルス(HGV)
☆TT型肝炎ウイルス(HTTV)

 現在確認されている肝炎だけでも様々なウイルス肝炎があるのがわかります。

 尚、日本で確認される主なウイルス肝炎はA型・B型・C型の3種の肝炎です。

◆A型肝炎ウイルス(HAV)の症状の特徴

 A型肝炎ウイルスは、主にウイルスに汚染された食物や飲み物から感染するケースが大半です。

 中でも生の魚介類からの感染する感染経路が最も多いと言われております。

 A型肝炎ウイルス(HAV)を発症した際の主な症状は以下の通りです。

【A型肝炎ウイルスの主な症状】
☆吐き気
☆発熱
☆倦怠感
☆食欲不振
☆腹痛
☆黄疸
☆下痢

◆B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスの症状の特徴

 B型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスは、主に以下の理由などよりウイルス感染することで発症します。

 主な感染経路としては以下のような経路があげられます。

【B型・C型肝炎ウイルスの感染経路】
☆血液の輸血
☆血液製剤の使用
☆汚染された注射器の使用
☆性行為

 B型・C型はA型と比較すると「自覚症状が軽い」という特徴があります。

 その為、慢性肝炎へ移行するケースが多くなってしまっているのが現状です。

 尚、B型肝炎およびC型肝炎を発症した際の主な症状は以下の通りです。

【B型肝炎の主な症状】
☆吐き気
☆発熱
☆倦怠感
☆食欲不振
☆腹痛
☆黄疸
☆下痢
☆紅茶色の尿

 B型肝炎の症状はA型とほぼ同様ですがA型と比較すると症状が軽い傾向にあります。

 続いてC型肝炎の主な症状について見ていきましょう。

【B型肝炎の主な症状】
☆倦怠感
☆食欲不振

 C型肝炎の症状は、ほとんどが無症状です。

 実際に自覚症状として感じるものは、全身の倦怠感程度です。

 C型肝炎の大半が慢性肝炎へ移行するのは、このような自覚症状が感じられない点があげられます。

◆慢性C型肝炎はキャリアの70%に至る

 厚生労働省の推計データでは日本におけるC型肝炎の感染者数はキャリアを含めると推定200万人にのぼるつとしております。

 キャリアとは、ウイルス感染はしているが症状が無症状、もしくは自覚症状が発症していない状態のことを指します。

 ですからキャリアも感染者であることに違いはありません。

 C型肝炎ウイルスが体内に侵入すると、約70%の人がキャリアになると言われております。

 更にキャリアの70%程度が慢性C型肝炎へと進行していくことが確認されております。

 そして更に、慢性肝炎患者の30%程度が「肝硬変」や「肝臓がん」へ移行していくことが確認されてつつあります。

◆肝硬変・肝臓がんへの移行の可能性について

 慢性C型肝炎の患者が「肝硬変」や「肝臓がん」を発症するケースは、約30%程度と言われております。

 慢性肝炎は症状が進行すると、肝臓の肝細胞の繊維化が始ります。

 肝細胞の繊維化が始まると肝臓の働きを担っている「肝小葉」と呼ばれる組織が破壊され肝臓に硬いこぶが形成されます。

 このこぶ状の突起が肝硬変の正体です。

 慢性C型肝炎の本当の恐ろしさは、肝硬変や肝臓がんへ進展する危険性が非常に高い点があげられます。

慢性C型肝炎のウイルスマーカー検査について

 C型肝炎に感染しているかどうかを調べる際は「ウイルスマーカー検査」と呼ばれる抗体の検査を行います。

 ウイルスマーカー検査では「HCV抗体」や「HCVコア抗原」の測定を行い、検査値を測定します。

 測定結果は陽性反応が出た場合は、検査値の値によって感染の可能性をチェックしていきます。

 ウイルスマーカー検査の手順は、まず最初に「HCV抗体」の測定。

 ここで陽性反応が出た場合は、その数値が高い場合は「感染の可能性が高い」と判断されます。

 また、反応数値が中程度、もしくは低い場合は「HCVコア抗原」の測定検査を行い、陽性であれば完成の可能性あり。

 陰性であれば感染の可能性が低いとい判断されます。

 C型肝炎の感染の可能性が確認される場合は、一度ウイルスマーカー検査を受けてみることをお勧めします。

主な副作用症状の一覧

 インターフェロン療法は多くの副作用症状が確認されている治療法です。

 医師の指示通りに治療を行うことは最低限の基本原則で、更に治療期間中に関しては自覚症状についても注意を払う必要があります。

 以下にインターフェロン製剤によって発症する副作用症状の一覧を上げます。

【主な副作用症状の一覧】
☆白血球の減少症状
☆血小板の減少症状
☆腎機能障害
☆肝機能障害
☆消化器官系障害
☆インフルエンザ様症状
☆皮膚疾患症状
☆精神・神経障害
☆ショック症状

 治療期間中に以上の症状に近い自覚症状を確認した場合は、すみやかに医師の診察を仰ぐ事が重要です。

インターフェロン療法の治療費について

 インターフェロン療法の治療費は、かなり高額であるのが現在の実態です。

 実際にかかる治療費用としては「使用するインターフェロンの種別」と「併用する薬剤」などの条件によって異なりますが、一般的に「月額7万円〜8万円」の個人負担がかかると言われております。

 この高額な治療費が捻出できないために治療を受けたくても治療を受けることが出来ない患者が多くいるのがインターフェロン療法の課題点でもあります。

治療期間と助成金制度について

 慢性C型肝炎の治療としてインターフェロン療法を行う場合、治療は長期的になることから患者の根気と経済力が必要になります。

 インターフェロン療法の基本的な治療期間は「半年〜2年間程度」と言われております。

 インターフェロン療法は最も最短のケースでも3カ月以上は継続して治療を行う必要があります。

 この費用負担が困難であることから、厚生労働省はインターフェロン療法の助成金制度を制定しております。

 助成金制度が実際に導入されたのは2007年に遡る話です。

 しかし2011年度現在、助成金を受けられる都道府県はまだ限られた地域であり一部です。

 また、助成金を受ける為の資格に関しても様々な制約があり、助成金制度を利用出来ている患者はごく少数であるのが実態です。


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